クレジットカードの請求金額が払えなくなってしまったら…。少しまとまったお金を使った時や、うっかりリボ払いにするのを忘れてしまい、引き落とし日に間に合わない!となった場合、どうなるのでしょうか?
引き落としができないということは滞納してしまうということですから、なんらかのペナルティがあるはずです。
このままクレジットカードが使えなくなってしまったらどうしよう?と不安になっている方へ、滞納したときに起こることとその対処法についてお話しします。
次のようなお悩みを抱えている方は要チェックです!
新型コロナウィルスの影響で支払いができなくなってしまったという人もいると思いますが、できるだけ早く対処することが大切です。黙って滞納し続けることだけは避けてください。
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クレジットカードで買い物をすると、クレジットカード会社に代金を立て替えてもらっていますので、その分を後でまとめて支払うことになります。
お金を借りているのとは少し違うものの、実質的には借金です。借金ですから、決められた日に返済ができなければ当然ペナルティがあります。
支払いが遅れたときには、このような流れで督促が来ます。
カード会社によって若干の違いはあるものの、このような流れで進んでいきます。
滞納したからといっていきなり家に押しかけてくるようなことはありませんが、電話や葉書などで繰り返し督促が来るでしょう。
どの時点でクレジットカードが使えなくなるか、これもカード会社によって違います。数日待ってもらえることもあれば、1日すぎただけでも使えなくなることがあります。
クレジットカードが使えなくなったからといって、これまで使った分の支払い義務がなくなるわけではありません。
それどころか使った分にプラスして、遅延損害金を支払わなくてはならなくなります。
例えば遅延損害率が20.0%で5万円を5日間滞納した場合は、このようになります。
この遅延損害金をプラスして返済するということです。
なお、遅延損害率はカード会社がそれぞれ設定していますので、もう少し低いこともあります。
期限の利益とは、債務の支払いを先延ばしできることです。
買い物をすれば、本来その場で代金を一括支払いしなくてはなりません。しかし「期限の利益」があると後でまとめて支払うことができるのです。
通常は、支払いは買い物をしてから1〜2ヶ月後になりますが、滞納したことでこの期限の利益を失うと、それまで使った分を一括返済しなくてはならなくなります。
信用情報とはお金に関する記録のことで、この記録を保管しているところを信用情報機関といいます。
滞納を繰り返すと、信用情報に「支払いを滞納した」という記録が残ります。
というのも、クレジットカードやカードローンなどに申し込みをすると、返済能力があるかどうかを審査するために必ず信用情報を照会されます。
そのとき、過去に滞納した記録があると、返済能力がないと判断されてしまう可能性が高いということです。
たとえ全て返済しても、この記録が残っている間は新たなローンの審査に不利になるということを覚えておいてください。
クレジットカードの支払いが遅れたときの悪影響については理解できたと思います。
延滞を繰り返すと最終的にはクレジットカードの利用停止、そして財産の差押ということになりますので、その前になんとかしたいもの。
しかし、今すぐにはどうにもできないという人もいると思います。どの程度の滞納なら許されるのか、1回でも滞納したらダメなのか、滞納に関する疑問もあるでしょう。
もう少し詳しく、支払いが遅れたときの影響について見てみましょう。
支払日を1日過ぎたからといって、いきなり矢の催促が始まるわけではありません。
対応はカード会社によって違うものの、1日ですぐに督促の電話が来ることはないでしょう。
2〜3日以内に連絡して振り込む等の対応をとれば、何事もなかったようにまたカードが使えるようになります。
1日でも滞納は滞納ですから、数日ならいいだろうという甘い考えは捨てた方が良いでしょう。すぐにでも対処するようにしてください。
一括返済が難しい場合、返済額の変更について相談に応じてもらえる可能性もあります。
再三の連絡にも応じず、一括返済を請求されてからでは遅いので、払えないと分かった時点で自分から連絡をしてください。
滞納を続けると、信用情報に傷がつきます。具体的には、「異動情報」というものが書き込まれるのですが、この状態をいわゆる「ブラックリスト」と呼んでいます。
ブラックリスト入りするのは、強制解約や一括請求が行われる頃が多いので、おおむね滞納3ヶ月と考えておくと良いでしょう。
わずか数日の延滞で、すぐに返済すれば信用情報に事故情報を書き込まれることはありませんが、それも許してもらえるのは1〜2回でしょう。
たかが数日とはいえ、約束を守らなかったことは事実です。
明確に何回目からという線引きはできませんが、延滞の回数や期間によっては信用情報に傷がつき、カードの利用が停止されてしまうかもしれません。
まず、未返済分を全て支払うことが大前提。もちろん、延滞分の利息も支払います。
たとえばJCBカードでは支払い当日に引き落としができなかった場合、支払いの確認が取れるまでカードの利用が制限されます。
入金の確認が取れればその翌日からまたカードが使えるようになりますが、支払いを確認できるのは振込をしてから3〜4営業日ごとのことです。すぐに支払ったとしても、1週間程度はカードが使えないことになります。
ここで注意すべきは、カードで引き落としにしている携帯料金や光熱費などです。
ETCカードはクレジットカードに付帯しているサービスですので、本体のクレジットカードが使えなくなれば、当然ETCカードも使えなくなります。
カードが使えない状態でETCのゲートを通過することはできません。有料道路を使う際には注意してください。
クレジットカードは複数枚持っている方も多いと思います。
1枚くらい使えなくなっても、他のカードがあるからいいと思うかもしれませんが、滞納によって信用情報に傷がつくと、他のカードにも影響が出ることがあります。
クレジットカードは、新規申し込みの時以外にも定期的に審査を行っています。これを途上与信といいます。
クレジットカードの延滞は、住宅ローンの審査に影響します。特に、直近1年間に延滞している場合は、かなり不利になると考えてください。
クレジットカードの支払いすらできない人が、何十年もにわたる住宅ローンの返済ができるはずがない、と判断されるからです。
先ほども説明した通り延滞の記録は5年残ります。
延滞してから3年以上経っているなら審査を通過する可能性がありますが、できれば5年たって記録がきれいになってから申し込んだほうが良いでしょう。
滞納をしていると、まず督促状が届きます。その葉書に、次回の支払期限が記載されていますので、その期限までに支払えばカードの利用も再開されるでしょう。
しかし、督促されても支払いをしないでいると、電話が来ることもあります。
その電話で「滞納の督促です」とはいわないものの、カード会社から何度も電話が来れば家族も怪しむのではないでしょうか。
繰り返し来る督促の葉書、電話によって、家族に滞納していることがバレてしまうこともありますので、督促される前に対処したいものです。
払えないのだから仕方ないとか、払わないでいればクレジットカードの停止くらいで済むだろうと思ってはいけません。
何度催促しても返済されない場合、最終的にはカード会社が裁判所に申し立てをし、それが認められれば強制執行(財産の差し押さえ)が行われます。
預貯金や給与が強制的に徴収されてしまうこともあるのです。
貯金があるなら、まずそこから差し押さえられるでしょう。カード会社としては、それが最も確実に債権を回収する手段だからです。
口座を差し押さえられると、返済が済むまでその口座は使えなくなります。
たとえば、手取りが28万円だとしたら、7万円が差し押さえの対象となります。未払い分を返済し終わるまで、毎月徴収されてしまいます。
ただし、4分の1を除いた金額が33万円を超えた分は全額差し押さえとなります。
もちろんボーナスも差し押さえの対象となるため、たくさん出たとしても33万円までしかもらえなくなるということです。
預貯金や給与がない場合、金銭的価値のあるものが差し押さえの対象となります。車や土地、家です。
返済が済むまで、財産は全て没収されると思ってください。
様々な事情で支払えなくなってしまったことは仕方ないのですが、黙って滞納することが一番良くありません。
今返済することができなくても、できる限りの行動をすることが大切です。
一括払いにしていたけれど、思いのほか使いすぎてまとめて支払うのが困難だと早めに気がついた場合には、支払い方法を変更しましょう。
リボ払いは手数料が高めですが滞納するよりはいいですし、一時的に利用するだけならそれほど高額にはなりません。支払額も一定になるので、返済も楽になります。
まず自分から連絡をします。できれば、支払日の前に連絡しましょう。
もし支払日を過ぎてしまっても、黙っていないで一報入れておくだけでも今後の印象が違うはずです。
今後の支払い方法について指示がありますので、それに従って決められた期日までに支払いましょう。
主要なクレジットカード会社の連絡先を一覧表にしましたので、参考にしてください。
カード会社 | 電話番号 | その他連絡手段 |
---|---|---|
JCB | 06-6944-2222 | 会員専用ページ「My JCB」から連絡 |
ニコス | 0570-550813/06-6530-2525 | ー |
楽天 | 0120-30-6910 | 楽天e-NAVI(最短2営業日以降) |
アメックス(アメリカンエキスプレス) | 0120-010120(またはカード裏面の電話番号) | ー |
オリコ | 049-256-1151(東地区)/092-261-5616(西地区) | ー |
VISA(三井住友カード) | 0570-001-054 | Vpassより連絡 |
セゾン | 03-6688-3300 | ー |
dカード | 0120-300-360 | ー |
エポス | 03-3381-0101 | ー |
ライフ | 045-914-7003 | ー |
Yahooジャパンカード | 0570-058200 | ー |
分割払いやリボ払いへの変更をするためには、支払日よりも前の決められた期日までに手続きすることが必要なので、期限を過ぎてしまうとできませんし、まして支払日をすぎて変更することは本来できません。
しかし、一括で払えないなら少しずつに分けてでも返済した方が良いので、いくらなら払えるのかを伝えて、分割にしてもらえないかを相談しましょう。
カード会社としても、立て替えたお金が全く返ってこなくなるよりは、分割にしてでも回収したいと思うものです。
必ず応じてもらえるかどうかはわかりませんが、早い段階で相談すれば、事情によっては応じてもらえる可能性が高くなります。
普段の生活が苦しい場合には、ボーナス一括払いにしてもらえないか相談してみてください。
金額によっては応じてもらえる可能性があります。
次の給料日やボーナスまではまだ時間があり、どうしても手元に現金がないという場合には、一時的にカードローンを利用するという方法も検討してください。
カードローンは「借入」ですからもちろん返済していかなくてはいけませんが、クレジットカードの利用が停止されたり、滞納によって信用情報が傷ついたりするよりも良いでしょう。
カードローンの返済は基本的に分割払いですから、借りる金額にもよりますが月々数千円ずつ返済していくことも可能です。
それなら、カードローンで借りたお金でクレジットカードの未払い分を一度きれいにしてからコツコツ返済していくほうが楽になるでしょう。
ここでは、即日融資してもらえる可能性のあるカードローンをご紹介します。
SMBCモビットは平日の19時までに申し込めば審査は最短30分、融資までは最短60分ですので、即日融資が可能です。
申し込みから融資まで全てWEBで完結しますし、WEB完結を選択するとカードの発行がなく、郵送物も送られてきません。
また、在籍確認の電話もなしになるので、審査がとてもスムーズに進みます。
審査結果がメールできたらそのURLから入会手続きを済ませ、振込依頼をすればすぐに口座にお金が振り込まれます。
【モビットカードローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込年齢 | 20歳以上69歳以下 |
実質年率 | 3.0%〜18.0% |
即日融資のポイント | ・平日19時までにWEBから申し込む ・フリーコールに電話して「急いでいる」と伝える |
プロミスも審査は早いです。最短30分、融資までは60分です。
ただし、土日など会社が休みの日は審査をスムーズに進めるための工夫が必要です。
原則として在籍確認の電話がありますので、会社が休みで電話が取れない場合、審査がそこでストップしてしまいます。
そこで、WEBから申し込んだらプロミスコールに電話をして、「会社が休みなので電話以外の方法で在籍確認をしてほしい」とお願いします。
そうすると会社名のわかる給与明細や健康保険証などの書類で審査をしてくれることがありますので、急いでいる人は相談してみてください。
なお、審査は最短30分ですが、それは比較的空いている時間帯のことですので、週末や夜など申し込みが混み合う時間帯はもう少し時間がかかる可能性があります。
プロミスの審査は土日も行っていますが21時までですので、遅くとも20時には申し込むようにしましょう。
【プロミスのフリーキャッシング】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込年齢 | 20歳以上69歳以下 |
実質年率 | 4.5%〜17.8%(新規契約の利率) |
即日融資のポイント | ・WEBから遅くとも20時までに申し込む ・カードの発行なしを選択する ・在籍確認を電話以外にできないか相談する |
関連記事:プロミス審査
アコムも審査が早いので、即日融資が可能です。WEBから申し込み、審査されている間に自動契約機「むじんくん」に行きましょう。契約手続きが完了したら、むじんくんでローンカードを受け取れます。
現金を借りる場合は、併設されているATMでカードを使って借り入れが可能です。
また、再引き落としのために口座に振り込んでほしい人は、振込キャッシングを依頼することもできます。
楽天銀行に口座を持っている人は振込まで最短1分という、スピード融資がアコムの魅力です。
審査の過程で行われる在籍確認ですが、プロミスと同様に電話以外の方法にしてもらえないか、交渉が可能です。
会社が休みで電話が取れないなど事情がある人は、申し込んだらすぐにフリーダイヤルに電話をして相談してみてください。
【アコムのカードローン】
条件等 | 内容 |
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申込年齢 | 20歳以上69歳以下 |
実質年率 | 3.0%〜18.0% |
即日融資のポイント | ・WEBから遅くとも20時までに申し込む ・カードはむじんくんで受け取る ・在籍確認の電話を他の方法にしてもらう |
アイフルの審査は最短25分と、消費者金融の中でも最も早い部類になります。
WEB申し込みならカードレスで郵送物もないですし、在籍確認の電話をもともとかけていないので、審査がとてもスムーズです。
しかも、特に急いでいる人のために優先審査も行っています。申し込んだらすぐにフリーダイヤルに電話をしましょう。急いでいると伝えれば、すぐに審査を開始してくれます。
【アイフルのキャシングローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込年齢 | 20歳以上69歳以下 |
実質年率 | 3.0%〜18.0% |
即日融資のポイント | ・WEBから遅くとも20時までに申し込む ・カードレスを選択 ・フリーダイヤルに電話をして急いでいると伝える |
関連記事:アイフル審査
レイクALSAも即日融資が可能です。平日は21時、日曜日は18時までに契約手続きまで完了すれば、その日のうちに振り込んでもらえます。
なお、通常通りの審査なら在籍確認の電話がありますので、もし会社が休みで対応できない等の事情がある人は、申し込んだらすぐにフリーダイヤルに電話をして相談してみてください。書類など他の方法に変更してもらえる可能性があります。
また、選べる無利息期間があるのが、他社とは大きく違うところです。
借入額によって適した期間が違いますが、ある程度纏まったお金を借りるなら60日間のほうがお得でしょう。
【レイクALSAのカードローン】
条件等 | 内容 |
---|---|
申込年齢 | 20歳以上70歳以下 |
実質年率 | 4.5%〜18.0% |
即日融資のポイント | ・WEBから遅くとも20時(日曜日は17時)までに申し込む ・21時(日曜日は18時)までに契約を完了させる |
あまりたくさんのお金は作れませんが、身の回りの不用品を買取業者に売りに行くか、メルカリなどのフリマアプリで売ってみましょう。
フリマアプリやオークションなら、思ったよりも高い金額で売れる可能性もあるので、売れそうなものがないか家の中を探してみましょう。
CDなどは普通に古本屋に持ち込んでしまうと大した値はつきませんが、廃盤になっているものなどファンが欲しがる品なら、元値よりも高く売れるかもしれません。
貴金属やブランドものを持っているなら、質屋に入れてお金を借りるという方法もあります。
質屋なら審査はありませんので、カードローンの審査に通らなかった人でもお金を借りられます。
万が一返済できない時でも督促などはありませんが、品物が質流れとなってしまうため大事なものを預けたなら必ず返済して品物を取り戻しましょう。
カードローンの審査も通らない、他にお金を工面する方法も見つからないという場合には、弁護士に相談してみましょう。
負債の金額に応じて、あなたに適した方法を提案してくれるはずです。
任意整理は金利分をカットして、元本のみの返済にしてもらうことです。僅かではありますが、返済額を減らす効果があります。
これらの条件があれば、借金が減額され、残りの借金をおよそ3年間で分割して支払うことができるようになります。これが個人再生です。
減額しても借金返済の見込みが立たないときには、自己破産という方法があります。ただし借金は全て返済する必要がなくなる代わりに、それなりのデメリットもありますので、これは最終手段です。
持ち家に住み続けることはできますが、高価な財産は全て返済に充てられます。
また、信用情報機関に10年記録が残りますので、その間は新たな借り入れはできませんし、クレジットカードを作ることもできません。いわゆるブラックリストの状態が10年続くということです。
これまではきちんと支払いができていたのに、新型コロナウィルスの影響によって仕事を失ったり、収入が激減して支払いができなくなってしまった人もいると思います。
仕事を失ってしまっては、一時的にカードローンでお金を借りることも難しくなるでしょう。
そんなときは、先ほどご紹介した連絡先に電話をして、まずカード会社に相談してみてください。
カード会社も鬼ではないので、致し方ない理由のある人には事情を考慮し、柔軟な対応をしてくれる可能性があります。
誰にでも、致し方ない理由でお財布がピンチになることはあります。
クレジットカードの支払いができないとき、大切なことは黙ったまま滞納しないことで、自分からカード会社に連絡するなど誠意のある対応が必要です。
自分がお金を立て替える、貸す立場だったら?と考えればわかるでしょう。返済できないことがわかっているのに黙ってやり過ごす人よりも、自分から連絡をしてきて返済について説明してくれる人の方が、少しは大目に見ようかなという気にもなるものです。
黙ったまま滞納をするとクレジットカードが利用停止になるだけでなく、信用情報に傷もつき、強制解約となってしまうこともあります。それでも返済しないで放っておいたら、最終的には財産の差し押さえという法的手段もあるということを忘れないでください。
支払いが遅れることがわかった時点で自分から連絡し、対処法を相談すれば、分割払いなど支払い条件を柔軟にしてくれる可能性もあります。
繰り返しになりますが、黙って滞納することが一番よくないことなので、払えないとわかったら、もしくは引き落としができていなかったとわかったときに、すぐ連絡を入れるようにしてください。